先日のIBJ(日本結婚相談所連盟)定例会で、石坂代表のお話のなかに、河合雅司さんの『未来の年表2』からの引用がありました。
少子高齢化で、あなたの未来におこることです。
この著は、45万部のベストセラーの第2弾だそうです。
身近なところでも、台風のあとかたずけを、含む、建設業、運送業者の深刻な人不足。
企業も団塊ジュニア世代の就職難が嘘のような、人不足です。
人不足、後継者不足の黒字の廃業もよく聞く話です。
で、本を買って読んでみました。
2017年は、45万人減。2050年代には、90万人ずつ減り続け、5人に1人は、80代の高齢者という世の中がすぐそこに、見えだしたというところです。
常日頃から、人様の源泉徴収票を、沢山みてきていて、やはり、女性の年収は、300万以下の人が圧倒的、契約や派遣の多いのも気になってました。
それなのに、女性は、高年収、高条件の人しか希望しません。(そこまで下げて?!結婚する必要があるのか?と言います。・・・何たる世間しらず。今は、恵まれた時代の親の家と親の年金があります。)
年金は、どんどん下がり、このまま一人だと10万代になると思います。
親の介護が終わり、相続もしにくい今のよのなかを、定年後の30年をどうやって暮らすつもりなんでしょうか?
この著の予測では、「高齢女性の万引きが、刑務所を、介護施設にする」キーワードは、
内閣府の「高齢社会白書」(2017年版)によれば、高齢者世帯の68.0%が年金恩給頼みの暮らしをしている。
世帯人数が少ないほど、生活コストは割高になることから、月々数万円の年金では生活が成り立たず、働こうにも高齢者の就職は難しい。少子化で頼れる子供世代もなく、老後の蓄えが底をつけば、いよいよ暮らしようがなくなる。
路上生活をするくらいならば、寝床と三食が保証された刑務所に戻った方がましと考える高齢女性がいたとしても、何ら不思議ではない。
生活保護を受けている高齢者世帯の9割が独り暮らし世帯で、このうち女性が53%を占めるというデータもある。と、この著は、のべています。
結婚の遅いのも、育児と介護の”ダブルケア”のリスク、1人っ子同士の結婚にも、両方の親の介護の”ダブルケア”のリスク
晩婚・晩産の誤算は、夫の定年退職後も子供が大学に在学し、かなり早くから計画をたてておかないと、学費の支払いと生活資金確保の両立はむつかしい。
で、この著の今からできる8つの提案の1つに、若い頃から「ライフプランを描く」ことが大事となっています。
人生100年時代の長い老後の時間をいかに豊かに過ごせるか考えておくことが大事となっていました。
「自らの意思で出産を遅らせている人の選択は、尊重されるべきなのだが、現実には、知識不足がゆえに予期せぬ不妊となり、『若いうちに結婚、出産をしておくべきだった』と後悔する人が少なくない。」
上記は、私が毎日、肌で感じていることです。
40代でも50代でもその気になればいつでも子供を持てるとか思っているし、35歳すぎていても、お相手に対する結婚の条件は20代のままです。
親は、いつまでも元気で、仕事はいつまでもあると考えています。
何たる無知、動物としての人間の機能は、今も昔も変わっていません。
激しく動いている世の中を、私の知っている範囲で、伝えなければと強くおもいました。