2019年本屋大賞受賞という、帯に惹かれてこの本を購入しました。
同じく帯に、「私には、父親が3人、母親が2人いる。家族の形態は、17年間で7回も変わった。でも、全然不幸ではないのだ。」とあった。
この主人公は、2歳で母が病死、祖父母に育てられ、父が再婚。父の転勤で、再婚相手に引きとられ、その若くて美人な母がそこから、2回(最終的には、3回。全部で4回の結婚)再婚して、その相手に引きとられ、最後は、17歳で、37歳の1流企業勤めの父とくらし、彼女が28歳で結婚するまでの物語です。
最後は、3人の父を代表して、男手1つで優子を育ててくれた、森宮さんとバージンロードを歩く、感動のラストシーンでおわります。
この森宮さん、変わりものだけど、毎日、まいにち、仕事しながら、いろんな、料理をしてくれます。
朝からとんかつや、カレーや、優子がクラスメートとトラブルの時には、何か月も餃子だったり、独自の理論ですが、愛情たっぷり・・・
優子も家族でいることを維持するのに、並々ならぬ努力をしています。
私自身、孫ができて、命の大切さ、子供の尊さを本当に実感します。
全ての子供が幸福でいてほしい。
子供の不幸は耐えられない。
子供が犠牲になるニュースや、可愛そうなのは、絶対にいやです。
交通遺児とか、心臓手術とか、子供への寄付は、素通りできません。
世の中の善意を、子供やお年寄りや弱い立場の人にささげたい。
結婚相談所をしてて、無理なのに自分の子供にこだわる人をたくさんみてきました。
結婚相談所に1番嫌われるのは、5~60代男性で自分の子供が欲しいので、30代(できれば前半)女性と結婚したがる人です。(医者や、会社経営者が多い)
勿論、自分の子供もいいですが、それが叶えられない場合、他人の子供に全身全霊をかける・・・
あり得ると思います。(再婚相手の子供や、孫を可愛がって幸せになってる人もたくさんみてます。)
他人の子供でも、掛ける値打ちはあります。
この物語のように、気の置ける間がらでも、愛情は育ちます。
親の介護が始まる年齢になると、身内ゆえのむつかしさも、感じます。
他人ゆえのむつかしさは、もっとだろうし、いまだに、継母を恨む知人もいます。
ネットニュースで見たんですが、明石家さんまさんも、継母に気に入られよう、笑わそうとものすごく頑張ったらしいです。
また、過去には、実母より、父親の再婚相手の方が気があうといってた、会員さんもいました。
世の中いろいろですが、拘りや思い込みを捨てると楽に生きれるようなきがします。
拘りも1つなら、なんとかならなくもないです。
この物語は、主人公優子に関わった全員が、それぞれ、深い愛情で、自分の全力を尽くします。
人間って、いいなと思えます。
(子供の虐待とか、滅多にないから、ニュースになるんですよね?この物語のような、人の愛情、しかも、血の繋がらない愛情はどこそにあるから、ニュースにならないんですよね?・・・・そう思いたいです。)
それでこそ、大人!!
おとなって、自分を後回しにできる人のことかもしれません。
としは、とってても、自分しか見えないひともたくさんいます。
いい大人になりたいですが、もっと歳をとったら、また、子供に帰ると思います。
それまでの時間は、せいぜいがんばりたいとおもっています。
開催日時
2021年3月26日(金)27日(土)28日(日)
開催場所
お申し込み方法
下記予約フォームから
開催日時
2021年2月26日(金)27日(土)28日(日)
開催場所
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