わたしが、自分の1番の強みだと思っていることは、沢山の人（といっても、結婚したいのに、思うようなお相手にめぐりあえていない婚活しようとしている男女ですが・・・）に会ってお話を聞いていることだと思います。

3000人以上の人と会って面談していると、本当にいろんなかたがいらしゃいます。

婚活のコンサルティングには、今までの恋愛経験の話が欠かせないですが、お話を聞いてて、『それは、向こうは、彼氏、彼女だと思ってませんよ』と感じることもよくありました。

 

私が担当した歯科医31歳、お母さまがいらっしゃって、あとで本人さんが入会しにきてくださいました。

おじい様の代からの開業歯科医で、自分名義のマンションもお持ち、でも、お母さまの手料理を毎晩食べる1人子です。

今、1人子は、大変多いですが、おとなに囲まれ、至れり尽くせりの彼は寡黙で、職業柄か態度は、大きい感じがしました。

お母さまは、明るくて可愛くて、ホントに素敵な方です。「息子が気に入ったら、どんな方でもいいんです。」って、笑顔でおっしゃってました。

開業歯科医だし、お申し込みは、多いし、お見合は、組めるのに真剣交際になれない彼なんです。

ぶっきらぼうだし、自分から、積極的じゃないし、まめじゃないし・・・

 

気になって、お電話すると、「今、気になってる子がいる。その子と結婚するつもりです。」といいます。

『よかったです。どこでしりあって、どんな彼女ですか？』

「趣味のツーリング仲間の紅1点で、21歳です。」

『えっつ！！つきあってくれといいましたか？』

「いや、いってません。」

『じゃあ、なぜ、向こうも結婚する気があるとわかるんですか？』

「2人で定期的にごはんにいくし、その時に結婚の話とかでていました。」

『いや、申し訳ないけど、彼女は付き合ってると思ってないと思います。つきあってるか？結婚する気あるか？

聞いてきてもらえますか？』

2週間位して、彼に電話すると

「つきあってないし、付き合う気もないと言われました。でも、聞いてよかったです。ふっきれました。他の方と前に進まないととおもいます。」

といわれました。

わたしは、彼の話から、すぐピンときました。相手の子は、ご飯おごってくれる、おっちゃんやと思ってる。

結婚の話は、結婚にはあこがれてはいるけど、相手は、このおっちゃんやなんて、夢にも思ってなかったはずです。

ぶっきらぼうだけど芯から優しい彼には、きっと、いいご縁があると思います。

 

女性も30代後半になると「年下がいいんです。最近の彼氏は年下ばかりだから、大丈夫です。」といわれます。

『そんなことしてるから、（年下男子とつきあうから）結婚にならなかったんじゃないですか？』

「子供が欲しいから、私が歳だから、男性は若いほうがいいんです。」

自分目線からはそうですが、男性はまず、30代後半なら、10歳下をねらいます。

彼が歳上や、同い年を選ぶとしたら、おおきな妥協です。

それを、補ってあまりあるものを、彼に与えることができるんでしょうか？

 

40歳で元レースクイーンもしていた彼女、美貌は衰えてないし、これも、お母さまとお越しになったお嬢さまで、着ているお洋服や持ち物はハイブランドです。

お母さまが、「根来さんの言う人みんなに会います。」とおっしゃって、条件のいい47歳や40代男性に何人かあわれました。

結婚相談所では、今までみたいにチヤホヤされないのに、彼女は一生懸命、相手を知ろうと、自分から、はなしかけてくれました。

結局、相談所ではなく、古い知り合いの同い年の彼と成婚されたんですが、もし、以前の彼女なら、彼のことは眼中になかったかもしれません。今は「同い年の彼が、自分を選んでくれたことが、ありがたい」そんな心境で、彼を大切にしています。

彼女にとって、これからの人生、活動はものすごく有意義だったと、思います。

 

いろんな人とあって、いろいろ考える・・・ひとはひとによって磨かれます。

外面を繕っても、1生は、持ちません。

内面を磨くって、1人よがりじゃなく人の心を、知る。

人の心を知ることによって、自分を知ることだと思います。

お断りや失恋は、チャンスです。

人に出会わないと、断られることも失恋することも、人の心を知って磨かれることもありませんよ。

傷つくんじゃないんです。人として、磨かれるんです。

私はそう思ってます。